仮想通貨の保管会社であるLedgerが、機関投資家向けのトレーディングネットワークを導入します

Ledger（レジャー）は、仮想通貨ハードウェアストレージデバイスで最も知られており、リスク管理と規制要件を満たすために設計されたオープンでエンタープライズグレードの取引プラットフォームで、機関をターゲットにしています。

水曜日に発表されたLedger Enterprise Tradelinkネットワークは、Crypto.com、Bitstamp、Huobi、Uphold、CEX.IO、Wintermute、Coinsquare、NDAX、Damex、Bitazza、Flowdesk、YouHodlerなどの暗号通貨取引所およびブローカーパートナーと契約しています。

FTXの破産などの出来事を受けて、企業は透明性と垂直統合型の暗号通貨取引所に資産を保有する代わりの選択肢を求めています。また、最近の米国規制当局によるBinanceおよびCoinbaseへの訴訟により、市場インフラがどのように展開されるかについても懸念があります。このような状況について、Ledgerのエンタープライズ担当VPであるSebastien Badaultは、次のように述べています。

「このソリューションは、カストディアン、OTCブローカー、取引所を結びつけ、取引所に資金を預けずに取引できるため、その取引所リスクが除去されます」とBadaultはKocooのインタビューで述べています。「今後、リスクを分散配分することに関しては、より多くの規制が潜在的に導入される可能性があります。そのため、ファンドマネージャーと複数のカストディアルパートナーを調整することは、間違いなく大きな利点になるでしょう。」

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Ledgerのエンタープライズネットワークは、Komainu（Ledgerがメンバーの野村グループの一部）やTetraTrust、Etana、Crypto Garage、Damex、Kryptodianなど、複数のカストディアルパートナーに対応しています。

新しいネットワークを使用する企業は、複数のカストディアルプラットフォームに対応できるため、ロックインされることはありません。また、Ledger Enterpriseは、プレスリリースによれば、すべての参加者の担保残高と運用状況をリアルタイムで追跡し、取引手数料はゼロだとしています。

「Ledgerの革新的なトレーディングオペレーション技術は、セキュリティを向上させるだけでなく、機関取引に適した規制対応の環境を促進します」と、Crypto.comのPresident & COOであるEric Anzianiは声明で述べています。

編集：Sheldon Reback。

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