クリプトは国際通貨を超越するだろう — ブラックロックのCEO

Crypto will surpass international currencies - BlackRock CEO

ブラックロックのCEOであるラリー・フィンク氏は、暗号通貨が世界中の投資を民主化する役割を支持する発言を行い、同社のクライアントの中でデジタル資産への関心が高まっていることを指摘しました。

フィンク氏は2023年7月14日にCNBCの「Squawk on the Street」のインタビューで、「私たちのグローバルな投資家の中で、暗号通貨についての問い合わせがますます増えています」と述べました。ブラックロックは、投資商品全般を対象とする資産8兆ドル以上を管理する世界最大の資産運用会社です。

フィンク氏によれば、暗号通貨はポートフォリオの多様化を支援する上で他の資産クラスとは「差別化価値」があります。彼は「[…] これほど国際的なものは、どんな通貨をも超越するだろう」と述べました。

インタビュー中にフィンク氏は、ブラックロックが米国でのビットコインの現物取引所上場型ファンド（ETF）の申請についてコメントを控えました。申請は現在、証券取引委員会（SEC）に審査中です。

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フィンク氏は「ブラックロックの名前が関わる場合、どんな新しい市場でも、安全で健全かつ保護されることを確認するため、当局と協力しています」と述べました。

過去数年間において、現物市場にBTC ETFを上場するためのいくつかの申請がSECによって却下されてきました。しかし、ブラックロックの申請は、同社がETFの承認を圧倒的に成功させてきたことから、即時の承認が期待されています。ブルームバーグインテリジェンスのエリック・バルクナスとジェームズ・セイファートによると、ブラックロックは550件のETF申請を提出し、却下されたのはたった1回だけだそうです。

フィンク氏はインタビューで「私たちは投資の民主化に責任を持っていると考えています。私たちは素晴らしい仕事をしており、ETFの役割は投資を変革しています。そして私たちはまだその初めに過ぎません」と述べています。

ブラックロックの申請に続いて、米国では類似のETF製品の再申請が数件行われています。Fidelity、Bitwise、21Shares、WisdomTree、Investcoなどが許可を得る見込みです。

米国の資産運用会社がSECの決定を待っている一方、ロンドンのJacobi Asset Managementによって今年後半にもヨーロッパ初のビットコイン現物ETFが登場する予定です。この商品は2022年にローンチ予定でしたが、熊市のため延期されました。Jacobiによれば、需要は昨年から徐々に変化しています。

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